- しどう
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しどう【四道】四つの道。 四つの方法。(1)〔仏〕 完全な悟りを開くに至る四つの道。 準備段階に当たる加行(ケギヨウ)道, 煩悩を断ち切る無間(ムゲン)道, 真理を悟る解脱(ゲダツ)道, 悟りを完成させる勝進道。(2)平安時代, 大学寮の四つの学科。 紀伝道・明経(ミヨウギヨウ)道・明法(ミヨウボウ)道・算道。(3)連歌の付合(ツケアイ)の手法の基本となる四つの方法。 添(ソウ)・従(シタガウ)・離(ハナツ)・逆(サカウ)。IIしどう【士道】武士としてふみおこなうべき道義。IIIしどう【始動】(1)動き始めること。 動かし始めること。
「計画を~させる」
(2)休止の状態にある機械などを動かし始めること。 起動。IV「エンジンを~する」
しどう【子道】両親に対し, 子として仕える道。Vしどう【市道】市費で建設・維持する道路。VIしどう【師道】人の師として守るべき道。VIIしどう【指導】(1)ある意図された方向に教え導くこと。「水泳を~する」「正しい~が必要」「~的立場」「~員」「~者」「~書」
(2)柔道で, 選手が禁止事項を犯したとき, 審判員から受ける宣告の一。 禁止事項のごく軽い犯し方をしたもの。VIIIしどう【斯道】(1)〔論語(雍也)〕人の人たる道。 特に, 孔子の説く聖人の道。 仁道。(2)従事している専門の道。 この方面。 この分野。 その道。IX「~に名を知られた人」
しどう【祠堂】(1)寺で, 檀家の位牌(イハイ)をまつる堂。 在家では, 祖先をまつる部屋や堂。 たまや。 みたまや。 持仏堂。 位牌堂。 廟(ビヨウ)。(2)ほこら。 やしろ。Xしどう【私道】〔法〕 私人が所有していて, 一般交通の用に開放している道路。⇔ 公道XIしどう【至道】〔古くは, 多く「しいとう」〕この上ない高みに達した人道。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.